【サマリ】
古いノートPC(dynabookTX/3514CDSTW)に使える2.5インチATA接続のSSDが安売りしてたので換装に挑戦。SSDという製品は開発途上の製品ということもあり弊害もあり、それへの対策が必要だったが、結果、極めて快適な環境になったため対策方法も含めてご紹介。投資は1万円弱とOS再セットアップ、設定調整時間。約4年前のノートPCが最新型PCに比べても遜色ないほどのスピードで稼働。ブラウジングやオフィス用途なら、性能のボトルネックはCPUでもメモリでもなく、HDDなのだ、と実感した次第。
【SSD購入】
神奈川県地盤の家電量販店ピーシーデポ(PC DEPOT)。大手との競合を避け、修理や自作パーツに注力するなど明確なコンセプトでそこそこ存在感のあるチェーン店です。なお、創業者はノジマ創業者の実弟です。実兄のチェーンとバッティングを避けるためのキャラ作りなわけですね。
週末にはいつも日替わり特価品のチラシを入れてくるのですが、つい先日、ATA接続のSSD64GBを9,970円で売るというので、開店前に並んで買ってきました。
チラシの写真はTRANSENDだったのですが、実物はCFD販売(=BUFFALO)のCSSD-PM64NTでした(リンクはGoogle検索)。価格は現時点で最安値クラスのようで、お得です。神奈川でアキバ価格。だからPC DEPOT、好きなんです。ちなみに、SDカードとかも安いので週末は注目。
【使い道】
使い道は、2005年初頭に買ったdynabook(TX/3514CDSTW)のHDD換装。ワイヤレスアナログTVチューナー付という不可思議な製品ですが、購入以来ずっと我が家のメイン機として活躍。一度権利を行使したため延長保障も無くなり、もはや自力で修繕していくしかない状態です。
スペックは以下の通り。
- CeleronM330(1.4GHz)
- メモリ752MB(OS表示、標準構成に512MB増設)
- 852GM
- Ultra ATA100
【換装作業】
換装は実に簡単で、ねじ1本で止まっている裏面のフタを開けるだけ。HDD固定用の金属部品がありますが、ねじ穴もぴったり合いますので何の苦労もない。既存のHDDと厚みが異なり隙間が空くのですが、とにかくねじ穴を合わせれば大丈夫。ややフタが開きにくいために不安になりますが、ちょっとずらしてあげれば開きます。
【使用感】
さて、私は従来のHDDのCドライブをコピーして、などという器用なマネはしません。事前にデータ保存用の別パーティションだけ外付けUSBHDDに保管しておき、OSはクリーンインストール、起動。
おぉ、素晴らしく速くなってる。起動時のアニメーション(目盛りが左から右へ流れる画面)が一度しか流れない。使用感もこちらで紹介されているとおり。ほぼ似たようなノートPCで似たようなSSDに交換したから、まさに同じ結果。PCの速度に対する「こんなもんでしょ」という認識が根底から覆されるほどの快適さ。しかもわずかな投資で。大感激。
【プチフリ】
ただ、プチフリ(リンクはGoogle検索)がかなりの頻度で発生。安価なSSDでは概ね発生するというのが常識っぽいですが、やはり不快。寿命が読めない点や価格の点もそうでしょうが、ここら辺がメインストリーム製品でSSDが採用されない原因なのでしょうね。
で、いろいろ検索した結果、こちらに対策が丁寧にまとめられていました。実施したところ発生頻度、発生したときの継続時間ともに劇的に縮小し、快適度がさらに向上しました。
また、こちらを参照して自動デフラグの実行を抑止しました。デフラグはSSDには有害と言われている(ただし後述参照のこと)ためです。
思うに、これらの設定は、
- HDDで稼働している前提で用意されたパフォーマンス改善方法だったり(書き込みキャッシュ、インデックス、PreFetch、自動デフラグ)
- 後方互換確保だったり
- レアな状況への対処方法だったり
であって、特に1点目などSSDに換装すれば無用、あるいは有害ですらあるかもしれない。寿命を延ばすという観点からもこれら対策は必須。SSDが当然の時代になれば、OSのデフォルト設定も変わってくるでしょうね。
ただし、紹介されている方式を全部適用したわけではなく、
- EWFはやらない。これは弊害多すぎだと思う
- メモリ増設はしていない(ハードの仕様が最大1GBだし)
- すなわちOS管理外とか不要だからRAMDISKソフトもこれを利用
- 仮想メモリもゼロだとWindowsが足りないとうるさいのでRAMDISK上にごく少量設定
- TEMPフォルダやブラウザキャッシュを(上記事情のせいで小容量である)RAMDISKに移すと、ソフトのセットアップ(ウィルス対策ソフトのアップデートができない!)やブラウジング(動画ファイルの閲覧)に支障があったため、やってない
- ウィルス対策ソフトもとりあえず今まで使っていたものに
という状態。
【デフラグについて】
デフラグはSSDにとって有害と言われているが、やりようによっては確実に有効だ、という意見が提示されています。理論的に根拠、そして実践した結果まで明記されている(すごいなぁ...)ので、コメント欄で異論も出ているが事実は事実。簡単に言うと、
とのこと。上記設定でWindows標準のデフラグ自動実行を無効にしたのは間違いではないが、デフラグ自体がSSDにとって(速度の観点でも寿命の観点でも)無意味、有害というわけではないようです。
【ベンチマーク】
最後にベンチマーク結果を。厳密な検証などに興味はないので、手軽そうだったベンチマークソフトでデータ取得。
●新SSDのベンチマーク
***** FDBENCH Ver 1.02 (C)2003-2007 ep82kazu *****
Drive C:\
Drive Size 100MB
Disk? Read Write? RRead RWrite (KByte/s)
46512 77458 43854? 52405? 12332
Copy??? 2k?? 32k? 256k??? 1MB (Operations/min)
2802? 6492? 1866? 1272?? 1578
Copy??? 2k?? 32k? 256k??? 1MB (Kbyte/Sec)
5675?? 144?? 671? 3683? 18201
●既存HDDのベンチマーク(比較用)
***** FDBENCH Ver 1.02 (C)2003-2007 ep82kazu *****
Drive C:\
Drive Size 100MB
Disk? Read Write? RRead RWrite (KByte/s)
15178 22720 21297?? 6583? 10113
Copy??? 2k?? 32k? 256k??? 1MB (Operations/min)
2493? 3474? 3132? 2262?? 1104
Copy??? 2k?? 32k? 256k??? 1MB (Kbyte/Sec)
5129??? 77? 1121? 6499? 12820
まぁ、早くなってます。